「桜の季節になりました。お庭の桜を摘んで香りを閉じ込めたミードはどうでしょうか?」
2024年春。
ちょうど1年前の今日、滋賀のレストラン「SOWER」からメールが届きました。SOWERとの作品づくりはメキシカンマリーゴールドを使ったミードに次いで、これで2度目。
どんなミードがいいかの打ち合わせをしたり、はじめての素材だったので桜の香りを出す色んな方法を検討したりして「塩漬けする理屈」を学びました。
桜の香りを引き出すには塩漬けが理にかなっている理由をここでダラダラと書くのはちょっと違うような気もしていますが、簡単に言えば浸透圧とクマリン酸の関係。もう面倒そうですよね。
桜らしい香りを国産の蜂蜜とともに閉じ込めて白ワインバレルで熟成を取りました。
ほんのり甘い蜂蜜の香りに桜餅で感じたあの香りがしっかり残りました。
ボトルもいつも異なり細長い桜色。
日本の四季を楽しめるボトルがリリース。
どうしてこのタイミングで一般リリースしたのかは大人の事情。
〈野洲→SOWER Garden〉
明日が満開になりそうですので、明日来てください。
SOWERからのメールはいつも急だ。
先週まではまだゆっくりして大丈夫、と言っていたのに。
でもそれもなんか忙しなくて、生きている感じがして好きでした。
結局、岡田くんが一人でSOWERの庭に満開になった桜の花をたくさん摘んできてくれました。白いような、ピンクなような、そんな桜の花びらを洗ってから塩漬けにしました。
〈Tasting Note〉
度数は12%。ほんのり甘いタッチに桜の香りがふわりふわり。蜂になった気分のようで、どこか足元も軽くなる。糖度以上にボディーを感じるのは塩漬けした塩が溶けているから。和菓子の技法を用いて作ったこともあってか、和の装い。腰を据えておちょこで飲むのも面白い。
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スタイル:Japanse Seasonal Mead
ABV(アルコール度数):12%
炭酸:なし
内容量:500ml (特別ボトル)
原材料: 蜂蜜(静岡県浜松産)、桜
甘さ(10段階):3(Semi Dry)
飲み頃温度:しっかり冷やして(4-8℃)
ペアリング:春野菜のバーニャカウダ、オイルパスタ、温かいお茶
〈Label〉
SOWERの庭に映えた満開の桜の花を線画で表現。