【重要】商品の保管方法について

こんにちは、ANTELOPEの谷澤です。
滋賀ももう真夏か、という気温になってきました。気温が高くなってきたので、あらためてミードの保管方法についてのお知らせです。

〈横置き厳禁〉

僕たちのミードは現在、一部を除きキャップ式の500mlボトルに詰めています。このキャップは王冠と異なり、横向きでの保管は内圧の高まりによって液漏れする可能性があります。
内圧が高まり、液体が漏れる要因は大きく2つです。

1. ボトル内の温度が上がり、ガスが膨張すること

2. 振動によりキャップに微細な隙間ができること

僕たちも様々な対策を施していますが(キャップを熱膨張させてから締めて、密着度を高めるなど)、今年の夏は特に暑く、横向けの保管、あるいは横向けでの配送は液漏れの危険性を高めます。

お客様にお伝えるする際や、お送りする場合は横置き厳禁でお願いいたします。

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これには多くの理由がありますが一番大きい要因は「安価な選択肢がないこと」です。言い訳っていいわけ?と僕も言いたいです。

現在、世界中でガラス瓶不足が叫ばれています。

製造当初から「一人飲み用ではなく、みんなで飲める液体を作りたい」という気持ちは一切かわっていません。だからこそ、多くの反対を押し切って750mlボトルでの製造を一貫して行ってきました。しかし、上記の理由から製造数量の小さい僕たちからガラス瓶メーカーからハシゴを外されるのは当たり前のことで、僕たちには安定して750mlボトルの使用をする権利がなくなりました。

一度は食品検査を通じて750mlのガラス瓶を輸入したのですが、コストを意識しすぎて薄いガラス瓶を入れてしまい、1万本輸入した瓶の9割以上をリサイクルに回し、酒販店様にも迷惑をおかけしてしまった歴史もあります。

そのため、いまは安定供給できるボトルのなかで、もっともサイズ感が750mlに近い現在のボトルを使用しています。現在、王冠使用の500mlの瓶で、なおかつ安定供給可能な瓶は国内で製造が追いついてません。

もう少し情勢と円安が収まったタイミングでは、再度自社で輸入したガラス瓶を使用したいと考えています。しかし、今は今の瓶でできることをしていこうと思っていますので、どうぞご理解のほどよろしくお願いいたします。


〈保存方法〉

冷暗所にて保存。
重要なのはどちらかというと、"暗所"というところです。日光が強く当たる場所に置かれると保存につよいミードでも劣化が加速します。

また、温度に関しては常温以内であれば問題ありません。僕たちが考える常温というのは28℃以下の状態です。それ以上の温度帯に置いては劣化の速度は早まりますし、28℃よりも20℃のほうが安定性は高いですし、20℃よりも12℃のほうがより安定性は高いです。

ただ、この安定性というのは酒類によってまちまちで、ミードは中でも酸化劣化する要因が少ないので、通常の酒類よりも劣化スピードが遅く、常温内での保管でも通常は問題ありません。

ご不明点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。
info@antelopemeadery.com