今年も静岡県は浜松市にある「養紡屋」さんの蜂蜜を全量使用した甘口のミード「シオミード」をリリースしました!
22年リリースよりもアルコールが少し高くて、糖度も少し落としました。蜂蜜のポテンシャルは去年同様、すっごく高くて、本当に美味しい蜂蜜です。
去年は白ワイン樽で熟成をかけましたが、今年は白ワイン樽と赤ワイン樽の2種類で熟成させたものをそれぞれリリースします!原酒はまったく一緒で、その中で樽熟成の面白さを表現しました。
以下、蜂蜜を作ってくれた「養紡屋」さんからのコメントです。
2023年6月絞りの新蜜。今年はみかん晩成期からハゼノキやソヨゴが咲く期間での採蜜となり、優しい甘さながらもハゼノキやソヨゴのハーブのような香りが後から広がるバランスの良い百花蜜になりました。
〈Yasu→Hamamatsu〉
僕たちはいつも日本中、いや、世界中の人たちに支えられながらモノ作りに励むことができています。ミードの作り方だってそうだし、飲んでくれて嬉しいコメントをしてくれることだって、なんだって僕たちを励まし、1歩前進む勇気を授けてくれる。
「養紡屋」さんは養蜂のやり方を教えてくれたり、蜂蜜の味わいの違いの面白さを去年からずっと教えてくれています。とっても素敵で、僕と岡田くんの養蜂の先生だと勝手に尊敬しています。
今年の蜂蜜も浜松から車で持ってきてくれて、一緒にシオミードを仕込みました。
去年同様に爽やかで冷涼感のある蜂蜜でしたが、今年はその中にミカンのような柔らかい柑橘の香りも強くありました。
これは美味しくなるぞ、とみんなでワクワクしながらリリースする日を待ちました。バレルの特徴が出すぎると蜂蜜の雰囲気とマッチしないかなと思って早めにあげました。
〈Tasting Note〉
【Red Wine Barrel】
果実味、樽由来のタンニンがミードに合わさり、軽いマデイラのような雰囲気が出てきました。甘みやボディー感が強く、チョコレートのデザートや赤身肉と食べたい。
【White Wine Barrel】
白ワイン樽の柔らかい果実味と、ウッディーなニュアンスがミードに付きました。赤ワイン樽熟成のものより少しライトなボディー感で、軽やか。
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スタイル:Barrel-Aged Mead
ABV(アルコール度数):12%
炭酸:なし
内容量:500ml
原材料: 純正蜂蜜(静岡県浜松市産)
甘さ(10段階):8
飲み頃温度:常温(14-20℃)
どちらもフレッシュな蜂蜜の良さをしっかり引っ張りせたかな、と思っていて。とてもお気に入りです!
〈Mead making〉
半袖も脱ぎたいくらい暑い日に養紡屋を営む塩見さん御一行が蜂蜜を持って滋賀までやってきてくれました。
朝から一緒にせっせと蜂蜜をタンクにいれて、一緒に味見をして、酵母を入れて、あとはみんなでしっかり祈って。タンクをポンポンと、頑張れよ、と叩いてあげる。
そんなことをしながら、ミードの主発酵が終わり、白ワイン樽と赤ワイン樽にそれぞれ詰めて熟成をかけました。このときに既に発酵は98%ほど落ち着いていたのですが、バレルに入れると外気温の変化で再度発酵が進むことがよくあります。でもそれがお酒の複雑さを生み、新たな魅力となることも大いにあります。
今回は白ワイン樽熟成のほうが気持ち発酵がすすみ、すこしライトな仕上がりになりました。赤ワイン樽は熟成感もあって、まとまったボディーのある1本に。
両方飲み比べてもらうと樽の個性がわかって、とても楽しいです。数量超限定なので、おはやめに👏