こんにちは！ANTELOPE醸造担当のやざわです！
いきなりですが、ミードというお酒を飲んだことはありますか？
おそらく飲んだ経験はおろか、聞いたことすらない！という方が多いのではないでしょうか。

今回はそんな方にお届けしたい「はじめてのミード講座」全6回を開講したいと思います！
皆さまのお酒ライフがより豊かなものになるよう、心を込めてお届けします。

＊講座内容＊

第1回：ミードとは？
ミードの定義や歴史などを解説します！

第2回：クラフトミードとは？
クラフトミードの定義や味の種類などを解説します！

第3回：クラフトミードの楽しみ方
クラフトミードを楽しんでいただくシーンや飲み方などをご提案いたします。

第4回：クラフトミードとあう食事
クラフトミードをより美味しく、そして普段の食事をより美味しく感じていただけるよう、ANTELOPEスタッフ厳選の食事をご紹介します！

第5回：クラフトミードの作り方
どのように作られるのか、原材料や行程を解説します！

第6回：おすすめのクラフトミード
ANTELOPEスタッフおすすめのクラフトミード商品をご紹介します！

さて今日は記念すべき第１回！ずばりミードとは？という魅力に迫りたいと思います。

今回は僕たちがこれから作る、はちみつで作ったお酒「ミード」について、簡単にご紹介していきたいと思います。多くの方が飲んだ経験も、あるいは聞いたことすらないかもしれません。この記事では、幅広くミードについて記載していますので、初めての方でも「ミード」ってどんなお酒かが理解しやすいかと思います。その後、少しでもミードに興味を持って頂けると嬉しいです！

はちみつを発酵させたお酒「ミード」

ミードは、はちみつを発酵させて作ったお酒のことです。日本酒がお米を発酵させ、ビールが麦を発酵させ、あるいはワインがブドウを発酵させて作ったお酒であるのと全く一緒です。ミードの主原料は、はちみつです。

せっかくなので、簡単に発酵のお話をします。お酒作りにおける発酵とは、酵母の力を借りて糖分からアルコールと炭酸ガスを作ることです。お米も麦も噛んでいたら、徐々に甘く感じるのは糖分を多く含んでいるからです。しかし、環境によって酵母はアルコール以外にも色んな成分を出します。それが色んなお酒の多様性に繋がっていきますし、お酒の美味しさにも繋がります。専門的な話になりますので、興味がある方は僕(谷澤)のブログを覗いてみてください🙌

 

ミードの味わい

（ANTELOPEのミードはドライなものも多いので違うことも多々ありますが...）ミードを初めて飲む方が想像しやすいように、甘口のミードを別のお酒に例えると「デザートワイン」のような感じです！もう少しだけ詳しく説明してみます。

甘味：はちみつが原料なので、多くの人がミードの味わいは甘いものと想像されると思います。しかし、ミードは甘いものだけではありません。デザートワインのような甘いものから、ビールのようにキリッとしたものまで幅広い味わいを作ることが出来ます。それがミードの面白さでもあります！

香り：ミードの香りは繊細なものが多く、一言でこんな感じ！と伝えると花っぽいと感じます。はちみつ本来の優しい香りが出ているミードを飲むとすごく晴れやかで心地よいです🙌

炭酸：ミードはワインと同じように炭酸がないものから、スパークリングワインのようにシュワシュワするものもあります。シュワシュワとした炭酸が入っているミードは、スパークリングミードと呼ばれます。心地よい炭酸ガスが入ったスパークリングミードはシャンパンのように乾杯用として最高だと思います！

食べ物との相性：ミードってどんな食べ物と合わせたら良いでしょうか？と悩んでいる方も多いかも知れません。ミードは、はちみつで出来ていますので、はちみつと相性の良い食べ物と合わせてもらうのがまずは良いかと思います！はちみつとチーズのピザがあるように、ミードもチーズとの相性は抜群です！

ミードの歴史

ミードは世界最古のお酒と紹介をされることが多いです。どれくらい古いのかというと、一説では紀元前1万4000年前とのことです。ビールも非常に歴史が古いのですが、それでも紀元前5000年前のイランで大麦を使ったビールの残りが発見されたと言われているくらいです。クマが壊した蜂の巣に溜まった雨水を飲んだことが人類の最古の飲酒と言われ、それがミードだったようですね🙌

しかし、近代になるにつれてビールやワインの生産が盛んになり、次第にミードは日常的なお酒としてのポジションを奪われるようになったそうです。

今回は第１回ということで「ミードとは？」をお送りしました。

この講座を通してみなさんにミードの面白さに触れていただけると嬉しいです！