毎年作っている国産ハチミツのミードがあります。 静岡は浜松天竜の養紡屋さんのハチミツを使ったシオミード。塩見さんのハチミツだからシオミードだけど、塩は別に入ってない。しょっぱいんですか?いいえ、ちっとも。
毎年ハチミツと水と酵母だけで作り、ハチミツフォーカスした作り込みをしているのですが、今回は初めてハーブを木樽熟成のときに漬け込んでみました。 使ったハーブは同じ地区にあるBasilhouseさんの有機栽培されたホーリーバジル。
甘美な香りを少し纏わせたいつもより贅沢なシオミードです。限定300本とちょっと。是非。
〈Hamamatsu→Hamamatsu〉
塩見さんと出会ってからもう3年になる。出会いのきっかけになったのが塩見さんからだったのか、僕達からだったのかすら忘れるくらいに親睦が深まってきた。
塩見さんのハチミツはどれも本当に美味しい。 し、なにより素晴らしいのが、塩見さんの味がするのだ。美味しいハチミツはたくさん世の中にあるけど、作り手の顔が見えるハチミツは塩見さんのものくらいだ。
毎年度数を変更したり、木樽を変えてみたりして新しい楽しみ方を提案してきたが、副原材料で何か加えてみたいなという想いも同時に募っていました。
どうせなら同じ地区のものがいいな、と紹介していただいたBasilhouseさん。
農場を案内してくれた三浦さん、ありがとうございました。
倉庫にはたくさんのホーリーバジル。
それぞれ違った香りにあふれていて、バジルおもしろ、ってみんなでなってました。
倉庫の中にはキムタクがホーリーバジルを根っこごと持った写真があって、それもめっちゃよかったです。
さすがキムタク、バジルでもポージングできんねや。
使ったハーブは2025年の周年祭用ミードと同様に様々なバジルをブレンド。
お湯で出していないので、香りは落ち着いていて、滋味深い。
〈Tasting Note〉
黄色と白の間くらいの色味、少し濁りが見える。ハチミツを少し温めたときのような濃厚な香りを支えるのはホーリーバジルの甘い香り。ハイアルコールらしいボディー感と甘み。ゆっくりと時間をかけて飲んでもよいし、ロックスタイルで飲むと木樽の味わいも浮き上がってくる。
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スタイル:Methegrin
ABV(アルコール度数):14%
炭酸:なし
内容量:500ml
原材料: 国産蜂蜜、ホーリーバジル
甘さ(10段階):9 (Very - Sweet)
飲み頃温度:セラー(12-16℃)
〈Mead making〉
国産ハチミツを水に溶かし、酵母を添加して発酵。非加熱のハチミツを使用しているので、ここでも水は常温で熱は加えない。発酵終了後、白ワインバレルで熟成。ドライのホーリーバジルを木樽に共に入れ、熟成。瓶詰め。