〈Brewer's Note〉Candy Logic

甘さの方程式を、もう一度解いてみた。
自然のままでも、もちろん美しい。けれど今回は、あえて“ロジック”でおいしさを組み立ててみました。香り、酸、甘味のバランスを分解し、再構築するように。まるで理科室での実験のような、ちょっとケミカルでわくわくするミードです。

アメリカのミードづくりの自由な発想にリスペクトを込めて。

そう思いながら作ったCandy Logic。
僕達は国産の原材料に想いを馳せ、その特徴をミードで活かすことに重きを置いてきました。ただ、モノヅクリっていうのは作り手のエゴがたくさん出ていいし、ロジカルに計画を練り、効率良く原材料を集めることも大切だ。

資本主義の感覚がばっちり詰まった作品を作ることも、大切な作業。
理屈っぽく、味わいを構成し、アメリカのコテコテな味わいを日本風に低アルコールにして再現しました。

Do you love docter pepper? Let’s go。

〈Tasting Note〉

クランベリー特有の香りにシナモンや黒糖のコク、ドクターペッパーのようなサイエンス丸出しの香りもある。酸味と甘味のバランスが良く、ミードの先端を感じる気がしました。

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スタイル:Free-Style Mead

ABV(アルコール度数):6%

炭酸:あり

内容量:500ml

原材料:蜂蜜(ミャンマー産)、クランベリー、オレンジピール、モラセスシュガー、シナモン

甘さ(10段階):7(Sweet)

飲み頃温度:しっかり冷やして(4-8℃)

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〈Mead making〉

モラセスシュガー、シナモン以外のすべての材料を順番に混ぜ合わせ、発酵。
シナモンを発酵中期、モラセスは発酵後期にミードに投入し、低温で熟成。澱引き後、火入れ。ガスをつけて、瓶詰め。