普段はインタビューする側の私たちが、今回は自分たちの「愛」を語ります。上司である岡田さんに、仕事、チーム、そして未来に込める愛について話を聞きました。

「愛」というテーマへの第一印象
ー 愛がテーマと聞いて、どう思いましたか?
正直、戸惑いましたね(笑)。愛って何を指しているか曖昧だし、普段から口にするのはどこか恥ずかしいイメージがありました。「自分に語る資格があるのか」という抵抗も少しあったんです。
でも、最近流行っている恋愛リアリティ番組を見たりする中で、人のリアルな感情の動きには、無意識に惹かれる部分があるのかもしれません。
日常と仕事の中に宿る「愛」
ー 岡田さんにとって、愛を感じる瞬間は?
一つは”家族の愛”です。30歳を目前にしても未だに気にかけてくれる親の存在。学生時代はそれが恥ずかしくて嫌な時期もありましたが、今ではそれが無償の愛だと素直に受け入れられるようになりました。
もう一つは”仕事での出会い”です。イベントなどで他社の出店者さんや、ミードを飲んでくださるお客さんと話し、想いが通じ合う瞬間。あの繋がりは、愛に近いものだと言えるかもしれません。
ー 仕事に愛は必要だと思いますか?
愛は”無意識な行動の結果”だと思っています。農家さんの情熱を知り、「大切に扱いたい、お世話したい」という気持ちが自然に湧いてくる。その自発的な想いこそが愛であり、それがあるからこそ、より良いものが生まれるのだと感じています。
チームへの信頼と、エゴとの向き合い方
ー アンテロープで5年。チームへの愛を感じることは?
僕が5年間も続けてこられたこと自体が、このチームの居心地の良さ……つまり愛なのかなと思っています。長く一緒にいるからこそ、言葉にしなくても「次はこの作業が必要だな」と先回りして助け合える。そんな具体的な気遣いの中に、いつも愛を感じています。
ー 「愛がエゴになる」という側面についてはどう考えますか?
確かに、愛が押し付けになればエゴになるかもしれません。でも、エゴだからといって不安になる必要はないと思うんです。「相手にとって良いことだ」と信じたら、まずはやってみる。相手や過去は変えられませんが、自分の行動は変えられますから。
これからの挑戦。愛を失わずに働くために
ー 大分での新しい挑戦を控えて、大切にしたいことは?
一番は、”自分が楽しい、やりたいと思えること”を貫くこと。 愛は人対人だけでなく、植物やお酒といった自然との関係性の中にもあると考えてます。「元気に育て」とお酒に声をかけるような自発的な姿勢があれば、愛は失われないはずです。やらされるのではなく、自ら動く。そんな人たちが集まる場所にしていきたいですね。
最後に、インタビューの締めくくりとして「愛」を感じる一曲を紹介します!ぜひ聴いてみてください。
・岡田さんの選曲:『愛燦燦』 / 美空ひばり
「人生って不思議なものですね」と歌う、深く大きな愛の形。
・ゆうすけの選曲:『くだらないの中に』 / 星野源
日常の何気ないやり取りの中に宿る、愛おしさを歌った一曲。
・とよきんさんの選曲:『愛の中へ』 / オフコース
迷いながらも愛の中に飛び込んでいく、優しさと強さ。