【vol.2】ミードと食事

おはようございます!
始まったおはようびわ湖ですが、みなさんからの嬉しいコメントや反応にいちいち嬉しくなります。
僕は母親が小学校の教員をしていたのですが、よく家で通信だよりを書いていました。よくもまあこんな大変なことをしているな、と子供ながらに思っていましたが母親も何か喜ぶ相手の顔が浮かんでいたのかなと今なら思えます。

今日は雨の滋賀県です。
僕は天気を伝えるのが好きです。もし、すごくいい天気なら滋賀に行ってもいいかもしれない、と思ってくれる人がいるかもしれないからです。
雨なら雨で、雨の日の琵琶湖を見てみたいと思う人がいるかもしれないですからね☼

そういえば2週間ほど前から、小さいタンクが届きました。70Lサイズほどの。インスタにあげたら、色んな人から試しに小さい量で作ってみたいとお声がけいただきました🏭

もともとは、岡田くんやゆうすけの醸造技術を向上させる目的というか、お酒を作る楽しさや難しさをもっと自分たちごととして捉えてもらえたらいいなと思って購入したのですが。

そんな需要があったのかと驚き桃の木でした。
もう稼働自体はしていますので、もしオリジナルでミードが作ってみたいよという方がいらっしゃいましたら、何でも相談に乗りますので👏
ラベルはいつものNariちゃんが全力サポートするので、お店の雰囲気にあったものがきっとできると思います。

とかいって、タンク2本しかないんだけど。いつになるのやら。


今日のコラム - ミードと食事 -

お酒と食事は切っても切れないように思えます。実際には切ってもいいし、酒メインで動くことだってたくさんあるのですが。
 
こと日本では日本酒、焼酎とテーブルでの利用に特化した文化が成熟していますから、日本で作るなら食事との相性も考えていく必要があるのかなと。
 
Q: ミードって食事と合いますか?
A: ミードの歴史から見れば食前、食後の利用が多かったようです。でも最近は飲食店さまの努力により、いろんなペアリング例が生まれています。
 
酒販店さんでも同じような質問をもらうことが多いと思うので、改めてミードの甘さってなんだろう?というコラムを書いてみたいと思います。
 
1. 燻製×ミード
〈迷ったら燻製と合わせておけば大丈夫、もっと迷っているなら燻製した塩を用意しておいてそれを料理にかければ大丈夫〉

ってミードの本に書いてありました。雑だけど、割と核心に迫っている感はあります。ミードでよく感じるアルデヒド系の香りは青くて、ナッツのようなときもあるので、力強い香りもいいですよね。
 
2. 酸っぱい×甘い
酸っぱいミードなら甘めな料理を。甘いミードなら酸っぱい料理を合わせてあげるのがいまチームで盛り上がっているペアリングです。
 
岡田くんがDeepseekに自家製のザワークラウトをペアリングしてみて、と持ってきたことがあったのですが、怖くて食べれませんでした。
 
3. 魚×ミードの可能性
はじめてちゃんとペアリングをしてもらったのは東京「Gallo」で湖魚×ミードをしてもらったときでした。
 
魚料理とミードを合わせるのは新鮮な魚が手に入る日本ならではなのかなと思っています。
その後も京都で〈鯛のマリネ×The Last Supper〉をしてもらったりと魚料理とのペアリングの可能性に期待大です。
 
4.中華料理でとりあえずok
まよったら甘じょっぱい中華料理を堂々と進めてあげたら、僕みたいなミーハーは"最高だ!!"と喜んでくれます。
 
5. ミードは食中酒になりうるか?
なるし、そのポテンシャルがあると僕たちは本気で思っています。だって、こんだけ料理の幅も広がって、酒の幅も広がっているのに〈残糖があるから料理には合わない〉なんて簡単に片付くはずないじゃないか、と。
 
いつか普通に、"彼はグラスの泡、私はグラスのミードを"なんてレストランで耳にする光景を僕たちが作らないといけないですね。
頑張ります☼