〈Brewer's Note〉Aurea 31-2025

毎年、塩見さんの蜂蜜を使うシオミードを一新してみました。Aureaというのは、黄金を意味する言葉。日本産蜂蜜の面白さをまとった黄金色の蜂蜜は、日本の風土、日本で育った塩見さんにしか作れない味わい。

Aurea 31と対を成す Aurea 13がすでにリリース。今回の31は、対を成すミード。同じ原材料、同じ醸造所、アプローチを変えて見方を変えることができるのがミードというお酒の素晴らしいところ。

塩見さんを表す、403という数字。

1つの蜂蜜から、2つの全く異なるスタイルを作ることができるのがミードの良さであり、素材の力ができないと完結しない作品。

Aurea 13が朝をイメージしたのに対して、Aurea 31は夜をイメージ。

蜂蜜を作る塩見さんが、夜を通して飲めるミードを作りたいと言葉にしていた記憶をそのまま表現しました。丁寧に時間をかけて発酵させました。ぜひ二種類を比べてみてください。

〈Tasting Note〉
蜂蜜の華やかさ、オリジナルな青さは時間をかけたことでレモンの皮を削ったような爽やかさに。樽のパリッとしたニュアンスも骨格を支えていて、素晴らしい。原材料のもつパワーがそのまま液体になりました。

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スタイル:Traditional
ABV(アルコール度数):12%
炭酸:なし
内容量:500ml
原材料: 蜂蜜(浜松産)
甘さ(10段階):1(Dry)
飲み頃温度:よく冷やして(4℃-8℃)

〈Mead making〉
蜂蜜を水と混ぜて酵母を加えて発酵。温度を落として熟成させ、澱引きをせずにワイン樽へ移送。そのまま熟成、樽詰め。