大人になっても
新しい発見の喜びを

ビール、ワイン、ウィスキー、日本酒。大人になってから僕たちは、いろんなお酒に出会い、その魅力に心を奪われてきました。

まだ知らないお酒があるとしたら?それが「ミード」です。

蜂蜜を発酵させたお酒「ミード」は、多くの人にとってまだ未知のお酒。飲むたびに新しい味との出会いがあり、その味わいの幅広さは、あなたのお酒人生をさらに豊かに彩ってくれます。

未開の地を探検するかのような興奮と発見に溢れたミードの世界へ、ご案内します。

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01 | ミードとは?

蜂蜜を主原料とし、発酵させてつくったお酒です。アルコールを添加したリキュールではなく、ビールやワインのような醸造酒なので、冷やしてそのまま楽しめます。人類最古のお酒と称され、1万年以上前から存在していたという説もあります。

日本ではまだ珍しいですが、欧米諸国を中心に近年高い注目を集めています。蜂蜜由来のリッチな味わいをベースに、副原材料としてフルーツやスパイス、植物や穀物など幅広く利用できることが、ミードの魅力的な特徴です。

ドライめなミードは食事と合わせて、甘めのミードは食後のデザート感覚で、今までにないリッチな気分を楽しめます。

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02 | ミードは甘いのか?

蜂蜜のお酒と聞くと「甘い」という感覚を持たれると思います。確かに、アメリカのトップミーダリー(ミード醸造所)がつくる最高峰のミードには、リッチな甘さで贅沢感や満足感を味わえるものも多くあります。

しかしミードはそれだけではありません。しっかりとドライなものや、爽やかな酸味が特徴的なものまで、実に多様な味わいが存在します。蜂蜜と一緒に醸す、フルーツやスパイスなどの副原材料の味わいを活かすことができるのです。

この味わいの幅広さこそが、ミードの最も興味深い特徴の一つなのです。

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03 | 他のお酒と何が違うの?

ミードは、ビール・ワイン・日本酒などの同じ「醸造酒」です。ウイスキーやジンなどの蒸留酒とは製法が異なります。

少し専門的なお話をすると、ミードの主原料「蜂蜜」は、ビールの「大麦」、ワインの「ぶどう」、日本酒の「米」にあたります。しかしそれらに比べて蜂蜜は、アミノ酸や脂質が少なく、発酵に向いた糖分ではありません。よって技術面・安定供給の難しさ、という点で、ミードは他のお酒ほど広がらなかったと考えています。


※製品や製造者によって異なります。

主原料 発酵の特徴 ABV
ミード 蜂蜜 一次発酵、時にマロラクティック発酵 8-20%
ビール  麦芽 一次発酵、熟成 4-13%
ワイン ブドウ 一次発酵、マロラクティック発酵 9-16%
日本酒 並行複発酵 12-20%
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04 | ミードの楽しみかた

【飲みかた】
ミードはワインと同じようにそのままグラスに注いで楽しみます。ガスが入っているものはシャンパン同様に冷やして飲んでいただき、スティル(泡なし)なものは常温あるいは少し冷えた状態でお楽しみください。

【飲むシーン】
ドライなミードは普段の食事と合わせたり、キャンプや夏フェスに冷やして持って行って仲間と乾杯する時におすすめです。

甘めのミードは、食後のデザート感覚で。ちょっとリッチな気分を味わいたいときにぴったりです。

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【食事との合わせかた】
ミードは甘いから食事に合わないと思われがちですが、組み合わせによってはワインやビール、日本酒を超える驚きのペアリングができます。
失敗しづらいミードとの王道の組み合わせは、

- ミード×チーズ
- ミード×燻製料理
- ミード×パン

これは世界的にも評価されている組み合わせで、ドライなものも甘いミードもマッチすることが多い例です。 秘蔵っ子の組み合わせは、「ミード×中華」 少し甘辛い味付けの中華が料理が、ミードの雰囲気とぴったり。  

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05 | 僕たちについて

琵琶湖のほとりから、こんにちは。ANTELOPEです。2020年に創業し、40種類以上ものミードをつくってきました。

これからもミードをつくり続けますが、ミードを通してつながる〈縁〉をつくりたいと思っています。それもとびきり感動しちゃうようなファンタスチックな縁です。

新しいものに出会うと僕たちは嬉しくなります。それが突き抜けて美味しかったり美しいともっと嬉しくなって、誰かとシェアしたくなります。僕たちはそんなミードから広がる縁を滋賀から作り続ける挑戦をしています。

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忘れられないミードとの出会い

クラフトビールに夢中になっていた僕たちは、2019年に渋谷のビアフェスに参加。そのとき偶然出会ったアメリカのSuperstition Meaderyの「4種類のカカオとカシスのミード」に今まで感じたことのない強烈なインパクトを受け、ミードづくりの研究を始めました。

ミードをつくっているところに話を聞こうとしたところ、国内はおろか世界でも醸造所が少なすぎる現状を知る。

“こんなに面白いお酒が広がらないのは もったいない”と思い、日本で初めてのミード専業の醸造所を立ち上げることを決意しました。

知らないことを知るのは楽しい。 新しいお酒を味わうのは楽しい。

僕たちのミード探究はまだ始まったばかり。この熱狂を滋賀から世界に広げていくのが僕らの使命です。

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ミードでファンタスチックな縁を

ありがたいことに、現在北は北海道から南は沖縄までの広い地域で、100店舗ほどのお店にてミードを取り扱っていただけるようになってきました。しかし、全国47都道府県で取り扱っていただけているわけではなく、これからも少しずつミードの輪をひろげていきたいと考えています。

「ミードってなに?」な日本を、「今日はミードで乾杯」が当たり前になる世界線をこれから一緒につくりましょう。

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Our Factory

僕たちの工場は滋賀県野洲市にあります。

戦後から続く、地元の方に愛される「マルヨ製パン」というパン工場の跡地に醸造所をつくりました。地元の想いを紡いで、新しい産業をつくっていくことを決意。2020年に会社を創業しました。

壁や床を塗るのから、設備を入れたりパイプを繋ぐなど、できることは全部自分たちの手で取り組んできました。

まだ見ぬお酒があるという贅沢に、
乾杯。