今日から、ミードを素敵に楽しめるお店を紹介させて頂く企画をスタートしてみることにしました。
「ミードの歩き方」
分からない土地を旅するときに頼りにしちゃう本のように、僕たちも聞き馴染みのないお酒の楽しみ方を伝えられるような、そんな企画にしていきたいと思います。
ミードの楽しみ方だけじゃなく、お店の素晴らしさや、ペアリングの素敵な例を紹介していきたいと思います。第一弾は、京都の「お皿とスプーン」さん。お料理、雰囲気、多田さんご夫婦の醸し出す優しい雰囲気、どれを取っても本当にGoodなお店です。
@osara_to_spoon
1. Access
京都駅から地下鉄で1駅の場所にある五条駅が最寄り駅。8番出口から西に徒歩3分。ふわっとした緑に囲まれた外装と、白いべスパが目印。
2. History
2020年から間借りで週末だけ営業してきたお皿とスプーンさんは2021年に実店舗を構えられました。「ゆったりとした空間でレコードを聴きながら、お酒を飲んでごはんを食べていただける店」は多田さんご夫婦の2人だけで切り盛りされているお店。だからいつ何時行っても優しい雰囲気と優しい音楽が迎えて入れてくれます。
3. Food & Drink
お皿とスプーンさんはその時の旬なお野菜や果物を中心としたお食事を出されています。前菜の盛り合わせはどれも野菜やハーブの良さがぎゅっと詰まっていて、目で楽しい、味わって楽しい、そんなヒトサラです。ドリンクはワインを中心にクラフトビールや僕たちのミードもラインナップされています。この日は、グラスで「The Last Supper」がリスト入り。
4. How to “Walk”
お皿とスプーンさんではミードとのペアリングを2種類ご用意していただきました。
『The Last Supper × 真鯛と日向夏のマリネ』
└乳酸による爽やかな酸味とプラムのような円熟したフルーツの香りが特徴的なThe Last Supperとペアリングしていただいたのは、真鯛と旬な日向夏で作ったマリネ。梅酒に漬け込んであった梅肉を加えることで、お互いの香りに歩み寄りを持たせてみたとのこと。真鯛の切り身よりも大きな日向夏はとってもジューシーで、飲み込んだあとも爽やかな香りが残り、柔らかな酸味がThe Last Supperの酸味とぴったし。ふわっとかかった葉山椒もミードと相性が良きでした。
『What Churchill Said × ベニエ -ルッコラ、マッシュルーム、ペコリーノチーズ-』
└ベニエとは軽いドーナッツのような料理で、パリッとした表面の皮と中のもっちりとした少し甘みのある生地がとても美味しいです。お酒にも合うようにと添えられたハーブとチーズ、そして一切れのライム。ライムをきゅっと絞ってベニエを一口ほおばると異国の風が吹きました。異国に行った経験がほとんどない僕でも分かるくらいのそれでした。穀物由来の甘みがある生地に甘みのあるミードを合わせるのがとても気持ちよく、揚げ物とミードの可能性にとてもワクワクしました。
5. Open
15:00-22:00
水曜定休+不定休
詳しいお休みはお店のインスタグラムをご参照ください。
お皿とスプーンさんでは季節ごとに旬な食材をご用意されていますので、時々のメニューでミードに合う食事に出会えるのではないかと思うと京都に行く楽しみが本当に増えます。谷澤は大学生のときに五条という土地でご飯を食べたことがありませんでしたが、帰り道に道の間から見える京都タワーに性懲りもなくウフフとしました。
少しはミードの”歩き方”を伝えられたら幸いです。次はどのお店に歩いてみようかな。