工場近郊のLakes farmさんが育てるレモンは久美子さんのイチオシ。わかりやすいレモンのニュアンスと隠し味に少しだけ生姜を入れました。
ハチミツレモンというあの懐かしい響きをミードで表現しました。ちなみに日本にハチミツレモンという文化が入ってきたのは1986年だそう。
低アルコールで甘口なのでお酒が苦手な人にもおすすめですし、普段辛口のお酒しか飲まない人も懐かしいあの感じを味わってみてほしいです🎐
〈Local→Local〉
僕たちが工場を構える野洲には素敵な農家さんがたくさんいる。その中の一人が「くみちゃん」で親しまれているLakesFarmの久美子さん。去年からブルーベリーを使用したミードを作らせてもらっていて、そこには完全無農薬で育てた久美子さんのブルーベリーがたっぷり。
今回は久美子さんの育てる無農薬のレモンを使い、隠し味にほんのりと生姜を聞かせました。素材の味をナチュラルに引き出してみたくて、蜂蜜にレモンと生姜を1週間漬け込み、その蜂蜜を使用して仕込みました。
ローカルだから良い、なんて簡単に括るのは農家さんに失礼。
でも僕たちのローカルは自信を持って良いって言える。それくらい素敵な生産者さんに囲まれています。晴れた日のお昼に飲むのはCool。
〈Tasting Note〉
少し濃い黄色。蜂蜜の甘い香りとレモンの優しいグリーンな香り。アルコールは低いながらも満足感のあるボディーはミャンマー産蜂蜜の濃いニュアンス由来。フィニッシュにはレモンを丸ごと使った懐かしい渋み。そのままでも、焼き菓子と一緒でも。
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スタイル:Melomel - Fruited Mead -
ABV(アルコール度数):3%
炭酸:あり
内容量:500ml
原材料: はちみつ、レモン(野洲産)、生姜(四万十産)
甘さ(10段階):7 (Sweet)
飲み頃温度:冷やして(4-8℃)
〈Mead making〉
蜂蜜に原材料を漬け込む実験はもうかれこれ1年近く経つかもしれない。興味本位で漬け込んでみては、ふーんそうなるのかと勝手に納得する日々が続いていました。今回はそんな経験を活かす日がやってきました。
提案をしてくれたのは岡田くんの方から。
「はちみつレモンってはちみつにレモンを漬け込んで作るらしいですよ」と。
そりゃそうやろ。
と思いつつも、妙に真剣な眼差しに説得力があって、漬け込んでみましょう!と。漬け込んだ蜂蜜でしこんでみましょうと。低アルコールのお酒は色んなリスクが大きくて、普段より少しシビアな管理に。そうして出来上がったのが今回のはちみつレモンミード、ハチロクレモン。
カタカナがかっこいいと思っていたあの頃を思い出して飲んでみたい、そんな1本です。