京都にオープンするフランス菓子とBean To Barのお店「Un Son Doux pâtisserie」と一緒に作ったチョコレートミード。
オレンジにチョコレートがかかったお菓子のorangetteをイメージして、旬のオレンジを和歌山県から摘んできて、Un Son Douxに特別に作ってもらったオリジナルチョコレートと一緒に混ぜました。ほろ酔い気分で談笑するのがいまっぽい。分かりやすい味わいなので贈り物にもぴったり。
〈French→Love〉
「Un Son Doux pâtisserie」店主の清水さんは本場フランスで修行された凄腕のパティシエさん。谷澤の結婚式のウェルカムチョコレートを作ってもらったという甘酸っぱい思い出もあり、ぜひ一度なにかコラボがしたいという想いがずっとありました。
Un Son Doux pâtisserieのオープンが決まったことと、オレンジが旬だったこともあり、清水さんからOrangette/オランジェットというお菓子をイメージしたミードを提案していただきました。フランスでは比較的メジャーなチョコレートをミードにしてみようと思いました。
恋愛至上主義と表現されることのあるフランス。皆様に僕たちから精一杯のloveを込めて作りました。
〈Tasting Note〉
ネーブルオレンジは和歌山の中山農園さんまで取りに行ってきました。品種は白柳ネーブル。ギュッと詰まった酸味と甘味が特徴で、オレンジらしさをしっかり表現しました。チョコレートは特別にカカオ感を強めにつくってもらい、苦味と甘味、そして酸味のバランスをまとめました。
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スタイル:Chocolate Mead
ABV(アルコール度数):4%
炭酸:なし
内容量:500ml
原材料: 蜂蜜、オレンジ、チョコレート
甘さ(10段階):8(very-sweet)
ペアリング:ビターチョコ、ブラウニー、しっかり焼いたラムチョップも◎
飲み頃温度:セラー温度(8-12℃)
〈Mead making〉
チョコレートを分離しないように溶かす、これが常に最大の課題でした。これを清水さんに技術指導いただき、いつもやっとこさ実現までこぎつけます。
やはりプロはすごい。
オレンジはフレッシュな状態でピールを作り、一つは自家製でドライピールにして、残りは剥きたての香りをミードに加えました。みかんと違う柑橘の香りが閉じこもってて、カカオの香りをばっちり。
あとは渋みをどうやって演出するかでしたが、これはピールの一部を果汁と瞬間的に煮込んで渋みを出しました。果実らしいニュアンスを感じてもらえると思います🍊